レポート

先生に相談して、小4息子の宿題を減らしてもらった話

and-fam運営メンバーのきょうこ(@kyoko_s)です。ふたりの子どもがおり、上の息子は小5、下の娘は今年小学校に入学し、1年生になりました。
小学校生活で大変なことのひとつが、宿題。「低学年から自宅で勉強する習慣をつけて」と言われ、それをベースに中学年・高学年と「自宅で勉強」に求められることが増えていくのですが……、そううまくいくわけがない。
息子は小4のときに、あまりに負担が大きくなったことから、担任の先生に相談して、宿題を減らしてもらったことがあるので、今回はそのことをまとめたいと思います。
もちろん宿題は、単に大変だから減らせばいい、というものではありません。うちも減らしたことがよかったのかは、正直わかりません。ただ、お子さんの宿題に悩んでいる方に、こういうケースもあったよ、という参考になったらうれしいです。

1. 漢字が大の苦手。反復練習の宿題に苦戦

息子の宿題は、主に計算ドリルと漢字の練習でした。要は反復練習がモノを言う分野で、そこは自宅で身につけてきましょう、ということです。分かる。先生の意図はとても分かる。

そのなかで息子が特に苦手なのが漢字。漢字は最初から苦手で、というか、ひらがなから苦手でした。なによりも、「書く」ということ自体が嫌いなので、漢字の書き取り練習なんて、息子にしてみれば最悪オブ最悪の宿題です。
そもそも、息子は書き順というものに納得しておらず、なぜ書き順を覚えなければいけないのか、不満を持っているレベル。

書き順を覚える意味として、私が思いつく範囲だと「書きやすい」「きれいに書ける」あたりになるのですが、「口」という漢字を書くのに、書き順どおりに書くのと、四角く一筆書きするので、書き順どおりの方が「書きやすい」と、説得できないまま今に至ります(どなたかいい説明方法があったら教えてください……)。

3くらいから画数の多い漢字が増えるとともに、学校の漢字テストがだいぶひどいことになってきました。さすがにマズイと小3の秋から2ヶ月ほど個別指導の塾に通って、漢字だけ特訓してもらい、だいぶ改善。このときは「とにかく2ヶ月だけがんばろう」と約束していたので、塾はそれで終わりにしました。

さらにその冬、学校で漢検を受けれる機会があり、本人に聞いたところ「やってみる」と言うので、8級(3年生相当)を受検。ドリルでひと通り復習したりとがんばって、見事合格しました!漢字の苦手意識もだいぶ収まった、と安心していたのですが、そううまくはいきませんでした。

2. コロナ禍の休校がつまずくきっかけに

うまくいかなくなったきっかけは、新型コロナウイルス感染拡大による休校です。

44月~5月中頃まで、休校や分散登校で、授業がほぼストップ。休校中もやるべき宿題や時間割は出ていましたが、結局は再開してから1学期が終わるまで、ものすごい勢いで授業が進んでいきました。宿題も今まで以上に多くなり、漢字もハイペースで覚えないと追いつきません。日ごろの漢字テストも全然書けていない状態です。
このころから、漢字の宿題が大変すぎる、時間がかかる、雑にやる、身につかない、大変なのに丸をもらえない、やりたくない、グダグダしているから時間がかかる……の悪循環に陥っていきました。夜遅くまで時間がかかるので寝るのが遅くなるわ(それで次の日起きれない)、終わらないと泣きながら書いてて、どう考えても身についてないわ、親もイライラするわ、イライラが息子に伝わってますます荒れるわ、状況は悪化する一方でした。

いったんは夏休みに入って落ち着きましたが(単に宿題が出なかっただけ)、夏休みが終わって宿題がはじまれば元通り。
宿題の量は1学期より若干減ったものの、悪循環は断ち切れないまま。なんなら状況はさらに悪化していきました。

ただ、息子の性格や、勉強の仕方、身に付け方を見ていると、「ひたすら反復練習」という勉強法は合ってないなと感じていました。どちらかというと、「1回でいいから正確に書いて、覚える」というタイプに近いです。

泣きそうになりながら宿題に取り組む姿を見て、息子に「先生に大変すぎるって相談してみたら?」と言ったこともありますし、「量を減らして練習していって、ここまでしかできなかったでもいいんじゃない?」と言ってみたこともあります。
でもやはり「宿題を減らしてほしい」と先生に自分から相談するのはハードルが高いらしく、「それはできない」との返事。

とはいえ、そのままの状態ではあまりよくないだろうなと思うレベルだったこともあり、「じゃあ、お母さんから先生に相談しようか」と息子に話すと、お願いしたいと。ちょうど個人面談のタイミングだったので、そこで相談することにしたのです。

3. 2学期の個人面談で相談

個人面談があったのは、2学期の中ごろでした。(個人面談は1学期にもあり、宿題に苦戦していることは伝えていました)

ここで、ラッキーだったのは、担任の先生が前年と同じ先生だったこと。つまり先生は、3年生のときに、塾に通って漢字をがんばって、多少改善したことも、漢検を受けて合格したことも知っています。親としてマズイと思っていて、フォローしようとしている、ということも理解してもらっていた、と思います。

とはいえ、「大変そうなんで、漢字の宿題を減らしてください」と伝えるだけでは、無理がある。
なので、こんな感じで伝えました。

  • 漢字の宿題にとにかく苦戦していて、毎日泣きそうになりながらやっている
  • 反復練習の大切さ自体は理解しているが、やりたくない気持ちが大きくなりすぎて、集中していない
  • 結果、身についていないように感じる
  • 漢検の勉強を見ていても、反復練習でたくさん書くよりも、少ない回数を集中して書く方が、向いているように感じた
  • 最終的な「漢字を身につける」という目標のために、宿題の回数を減らしてもらえないか
  • もちろん本人が「減ってラッキー」とならないよう、少ない回数だからこそ丁寧に書くように自宅でもフォローする
  • クラスメイトとの兼ね合いもあると思うが、検討してほしい

面談中にその場で回答はもらえず、先生の持ち帰りとなったのですが、帰宅してから割とすぐに電話があり、OKの回答をもらいました。
どれくらい減らすかは本人とも話して決めるとのことで、実際、次の日学校で息子が先生と話したようでした。どれくらいなら宿題で練習できそうかなどを話し合い、4行の練習を2行分に減らしてもらうことにした、と息子から聞きました。

ちょうど学校の方針として「自分で考える子ども」や「子どもの主体性」といったことを打ち出しはじめたところでした。今回は保護者を介して要望を出した形ではありましたが、勉強のやり方も一人ひとりにあわせた方がよい、というスタンスが強くなっていたところだったので、タイミング的にもよかったのかなと思います。

4. 「漢字ができるようになった」ことよりも、話を聞いてもらった経験に

その後、減らしてもらったんだから丁寧に、というフォローは割とがんばったつもりです(ちょうど在宅勤務だったので、声かけしながらできたのはラッキーでした)。
先生に、自分にあわせて調整してもらった、という意識は本人にもあって、しばらくはしっかり取り組んでいたと思います。

が!成果としては正直微妙なラインです。
漢字ができるようになったかというと、そんなことはまったくなく、5年生になっても4年生の漢字は怪しいです。
この間の漢検で、4年生相当の級を受検しましたが、イチから覚えなおしに近いものがありました。集中してやれば覚えますが、テストが終われば忘れるやつです(自分も身に覚えがあるので、あまり言えない)。それでも覚えて忘れてを繰り返しやっていくしかないです。

ただ、4年生の秋~冬にかけて、いろいろ不安定にもなっていた息子の負担軽減としては、やってよかったと思っています。
また、自分が大変だ、ツライと訴えて、親が先生に相談し、先生が応えてくれた、という経験もよかったかなと思います(ツライからとなんでも聞けるワケではないですが……)

5. 小学校で学ぶ勉強方法は、合う・合わないがある

小学校の授業や宿題を見ていると、数ある勉強法のなかから、一番多くの子に合って効果が出そうとされているやり方に統一する、という印象があります。漢字の反復練習だけでなく、繰り上がり足し算のやり方などもそう感じます(さくらんぼ算とか、うちの息子は混乱するだけでした。計算できてるのにやり方で混乱させるってどうよと思って見てました)。

おそらく効果があって、指導しやすく、それなりに多くの子に分かりやすいんだろうな、とは思うのですが、当然ながら、そのやり方が子ども自身に合うかどうかは分かりません。
ただ、先生も一律「そのやり方でなければ!」というばかりではなく、相談すれば、割と柔軟に対応してもらえるように感じています。
子どもの様子や、宿題に取り組むなかで、気になることがあったら、一度先生に相談してみるのは全然アリです。いきなり「宿題減らしてください」ではなくても、個人面談などの場で、「あまりに大変そうにしてるんですけど、ほかのお子さんはどうですか?」とかから聞いてみるのもいいかもしれません。

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