小5息子に中学受験させることに決めた理由

小5息子に中学受験させることにした理由

and-fam運営メンバーのきょうこです。小5の息子と小1の娘、2人の子どもがいます。
この夏から、小5息子が中学受験のための塾に通いはじめることにしました。都内の受験事情からすると、小3の2月からスタートするケースが多く、場所によっては3年生から塾に入るために1年生からプレコースに通う、なんていう話も聞くなかで、遅めのスタートではあります。
どうして中学受験させようと思ったのか、我が家の理由を整理しました。

1. そもそも東京の中学受験事情はどうなのか?

東京の中学受験事情はどうしても熾烈な印象ばかりがありますが、必ずしもそうとは限らないと思っています。
私立中学といっても、学校によって様々で、トップの進学校からそれほどでもないところまで、求められるレベルも大きく違います。
中学受験で受ける学校は大きく、「国立校」「私立校」「都立校」に分けられます。
このうちメジャーなのが「国立校」「私立校」で、入試は国語・算数・理科・社会の4教科または国語・算数の2教科のどちらかですが、小学校で習う範囲を大きく超え、かといって中学で学ぶ範囲ともちょっと違う勉強が求められます。
これらの国立・私立校とは少し違っているのが「都立校」です。最初の都立中高一貫校が開校したのが2005年と比較的最近なのですが、公立中学校とは異なり、受験する必要があります。ただし、入試では論理的な思考力を問う問題など独特な出題傾向があり、専用の対策が必要だと聞きます(都立中高一貫に強いと謳う塾もあるようです)。

ちなみに、国立・私立では大学付属のところもあり、学校によっては内部推薦で大学まで進学できるケースもあります(大学付属の中学だから必ず大学まで行けるわけではなく、そもそも内部推薦の制度がないところ、内部推薦制度はあってもほとんど外部を受験するところなどさまざまです)。
大学受験で目指すレベルも学校によって大きく異なりますが、このあたりは学校のWebサイトに卒業生の進学先が掲載されているところが多く、我が家では学校のレベル感を見る際に、ひとつの目安としていました。

中学受験とひと言に言っても、とにかくトップの進学校を目指したい!という受験の仕方もあれば、無理のない範囲で行ける学校を目指す、というやり方もあり、一方で「すごく努力しなくても、成績がよい」というちょっとした天才タイプもたまにいる……そのなかで我が子はどこに位置するのか、どう向き合うのかによって、受験勉強の事情は大きく変わると思います。

2. 私立中学のメリットだと思ったところ

内部推薦で大学まで進学できる学校の場合、「大学受験しなくていい」ことがメリットとも言えますが、それは私立中学でも一部にすぎませんし、もちろん付属の大学がなければ、大学受験を改めてすることになります。

個人的には内部推薦があると、中高で勉強しなくなるのでは……という懸念もあり、大学がない学校がよいかなと考えています。そのなかで私立中学のメリットだと感じたのが、下記4つのポイントです。

2-1. 中高一貫での教育ができる

当たり前と言えば当たり前なんですが、まずは「中高一貫で教育できること」です。

6年間単位で学習の予定を立てることができるので、中1から高2までの5年間で、高3までの学習を終わらせる学校もあります。
大学進学率や進学先が学校側の評価にもつながるため、どう勉強させるかをかなり意識している印象が強く(そもそも大学受験偏重のよしあしはあると思いますが)、「高校での学習習慣を中学から養います」というような取り組みも見られて、そこはメリットだと感じました。

2-2. どういう指導・教育をしているかが明示されている

細かい点ではありますが、小テストの実施だったり、生徒ごとに学習計画を立ててフォローする体制があったり、各校それぞれの取り組みが説明会などで紹介されています。実際どうなのかは、入らないと分からないところではありますが、親として安心感がありました。

逆に言うと、公立中学について、このあたりの情報がまったく見えてこないというのもあります。
また、小学生の親も5年目に入りましたが、公立小学校から出てくる「目当て」や「取り組み」みたいなものは、割とコンセプチュアルなものに留まり、具体論に落とし込まれていないケースが多い印象です。

言い方や、マーケティングスキルの違いのような気はしなくもないのですが、ある程度具体化された内容が打ち出されていて、そしてそれが(校長先生の異動などに左右されず)学校の方針として担保されるのは、メリットだと感じました。

2-3. 海外校と連携している学校が多い

私立中学を調べていると、海外に提携校があり、短期留学などのプログラムがある学校が多く、ここは公立中学との一番の違いだと思いました。短期留学も基本は希望者のみ参加のものがほとんどなので、プログラムがあるから、息子が参加するかというとイコールではありません。

ただ、これからの時代に海外に行っておく経験はさせておきたい、かといって自分でイチから留学について調べて、準備して、行かせるのはなかなか大変です。学校のプログラムだと、結局は友だちと一緒に参加して“なあなあ”に終わりそうだなという心配はありつつも、そういう機会が降ってくる環境はいいなと考えました。

2-4. デジタル化など新しいものを取り入れるのが早い

ここは、特にコロナ禍で顕著になりましたが、2020年3月に一斉休校になって早々から、私立中学は学校でスタディサプリを入れた、オンライン授業に対応した、といった話を聞きました。

全家庭への配慮が必須の公立校が、「ご家庭のインターネット環境について」のアンケート実施にはじまり、半年、1年かけないと進まないところと比べて、このスピード感……。
もちろん公立はいろいろな配慮が必要なことは理解していますが、「新しいシステム導入するから、よろしく」という感じでどんどん進んでいけるのは私立ならではです。

デジタル対応だけではなく、リベラルアーツ教育などに注力している学校もありますし、そのあたりの進み具合も、公立にはない魅力だと思っています。

3. 小5の今、受験勉強をはじめた理由

最初に「中学受験のことを考えなければ……」と思ったのは、小3の夏です。同い年の子どもを持つ友人が受験を考え始めたこと、また大手塾の受験コースが小3の2月からスタートすることなどから、受験するのかしないのかそろそろ決めた方がいいんじゃ……と焦ったのを覚えています。

ただ、息子の性格を考えたときに、それほど本人がモチベーションを感じていない受験勉強に長期間取り組むのは難しいだろうとも思いました。
あと、子どもが親と一緒に行動してくれる最後の期間になりそうな「小学校生活」を4年生からまるごと塾に費やすのには抵抗がありました。(結局コロナであまりどこにも行けませんでしたが……)
もちろん、上位校を狙うならば、早くから勉強しないといけない、というのはありますが、そこまで勉強漬けにならなければ入れない学校は、入った後が大変そうです。

いろいろと考えた結果、我が家は「やるなら小5くらいから受験勉強をして、入れそうな範囲で受験する。落ちたら公立に行けばいい」というスタンスになりました。そして、小5の1学期に改めて状況を考え、中学受験をやれる範囲で頑張ってみようと決めました。

塾は、このタイミングから集団授業の塾に通ってもついていくのが大変そうだと思ったこと、成績別にクラスが決まって、ランキングされる形式が息子本人のモチベーションにつながらない(競争がモチベーションになるタイプじゃない)こと、集団授業だと先生の話を聞かなそう……といった理由から、個別指導の塾に決めました。
個別指導なので息子本人のペースにあわせて授業をしてくれますし、「分かっているところは飛ばす」「分からないところにフォーカスしてしっかり説明」というスタイルが合っているようで、なんとか今のところがんばっています。

ひとつだけ、まだ受験勉強ははじめないけど一応……と小3のときに、私立校の文化祭につれていきました。
このときは、それなりに楽しんだようで、息子にとって「私立中学」はこのときのイメージです。
その後、小4からコロナ禍に突入し、今年も多くの学校が文化祭の外部公開を中止しているようなので、これだけはあのとき重い腰をあげて、行っておいてよかったです。

4. 途中で「やめる選択肢」を意識しておく

最後に、我が家は中学受験させると決めたものの、「やめるという選択肢」は親がきちんと持ち続けないといけない、と意識するようにしています。
受験勉強は正直お金がかかることもあり、「ここまでお金をかけてきたからやめられない」といった話も見ますし、その気持ちはものすごく分かります。

ただ、子どもがしんどくなっているなら受験をやめるという決断も必要なはずです。
いざとなったときに「ここまでお金をかけたのに」と思わない自信はないし、スムーズに決断できる気もしませんが、それでも、そうなったら決めないとだな、と考えておくようにしています。

あと、これも言われることではありますが、中学受験は、合格がゴールではありません。
私自身の周りでも、私立に入ったけれど、

  • いじめが原因で、公立中学に転校した子
  • 校風が合わなくて、別な高校を受験しなおした子
  • 不登校のまま6年間過ごした子

といろいろいました。

お金をかけて受験した、無事入学できた、でもそのあとうまくいかなかったときに、「じゃあやめよう」という決断も必要ならしなければいけない、と肝に銘じています。

受験勉強をはじめた、と言っても、息子本人のペースにあわせた範囲でしか進めておらず、今のところ不安しかないですが、あくまでも我が家のスタイルでがんばっていきたいと思います。


シェアする


コメントする

必須
必須
※公開されません

CAPTCHA



類似している記事

  • 類似する記事が見つかりませんでした。

記事一覧へ戻る