公開: 作成:2022年12月28日

私立中学での生活、高校受験……“子離れ”を意識するように

ばんりさん

東京都 / 40代後半 / カスタマーサポート / 正社員
家族構成:自分・夫・息子(高1)・娘(中2)

これまで3回(1回目2回目3回目)にわたってインタビューにお答えいただいたばんりさん。娘さんの私立中学のこと、息子さんの高校受験のことなどを伺いました。

娘さんの中学について

Q.前回は娘さんの中学受験についてお話を伺いました。私立中学に進学されて、今は2年生ということですが、中学校生活はいかがでしょうか?

私立に進学してよかったのはまず、娘にお友だちができたことでしょうか。私立は同じ試験を通った子ばかりなので、話しやすいようです。また、娘は女子校に通っているので、当然ですが、責任のある地位でも力仕事でも、なんでも女子がやります。共学だと、部活や委員会で「男子が部長・委員長、女子が副部長・副委員長」といったことがあったりしますが、それが起こり得ず、女子が当たり前にトップに立つ環境というのは、女子特有のメリットのように感じています。
容姿で無責任にジャッジして傷つけてくる異性がいないのも、本当にラクそうです。娘は「ブス!」と言ってきた男子同級生にもしっかり言い返していた気の強い子ではありますが、男子の無責任で残酷な言葉に傷つくことがない環境を与えられるのは、女性にとって自己肯定感をはぐくむのに大切なのではないかと、娘を見ていて思います。やりたいことを異性の目を気にせずやれる環境は、世間とは異なる楽園ですが、大切に守られるべき年齢である12歳から18歳の女の子が育つには良い環境だと感じています。
あと、本好きの娘にとって、4万冊以上の蔵書がある図書館が宝の山のように見えるようです。「図書委員のチョイスが最高!」と毎日のように本を借りてきています。楽しそうです。

Q.部活はなにかされていますか?

部活動は本人がやりたがらなかったので、結局やっていません。部活が盛んな学校で、全国大会に出る子たちもいるのですが、娘は帰宅部です。家でのんびりしている方が性に合ったのかもしれません。「大変な子は土日も大会、朝は朝練と大変そうだよねぇ」とのんびり言っています。そんなもんです……。毎日学校が終わると図書館に行って、本を選んでいるそうです。
あとは、学校が好きな子なので、2年生になってから生徒会活動に興味を持ち、役員選挙に立候補して、無事に当選しました。それが部活代わりになるかなと思っています。長期休み中でも学校へ通って生徒会の活動をしています。楽しそうです。

Q.娘さんが楽しんでいるようでなによりです。勉強の面はいかがでしょうか?

中高一貫の特徴でもありますが、教育カリキュラムが自由に組めるので、関連のあることをまとめて教えたりしているようです。公立校では中学校の範囲と高校の範囲を混ぜることはありませんが、娘は“同じジャンル”として教わっています。歴史は特に顕著で、「あなたが伊藤博文の使節団だったとします。ドイツに行ったときに感じた日本が西洋化することのメリットはなんですか?」といった問題が出て、当時の状況を論述で書くそうです。伊藤博文がどういう人か、当時の日本の状況・ドイツの状況・世界のなかでのドイツの状況などが分かっていなければ書けません。中学校の知識だけでは無理だと感じました。文系科目はとにかく論述問題が多く、思考を深めることを授業でもテストでも求められている印象です。大学の入試問題が定期テストにふわっと混ざってくるらしく、本人は「気が抜けない」と言っていました。
数学でも、高校1年生の兄が授業でやっている内容を、中学2年生の妹が同じタイミングでやっていて、学びに年齢制限をつけて分断させる方が子どもは混乱するのかもしれないと思いました。
また、高校2年生までで中学・高校で学ぶ範囲をすべて学習し、高校3年生からは授業でも大学受験対策をおこなうそうです。教員も中高で共通なので、去年まで高校3年生を担任していた人が中学生を受け持っていて、「大学受験はそう遠くない」と中学生に教えているそうです。そういうのも大切ですよね。

Q.逆に大変なことはありますか?

娘については「勉強が大変そう」ということに尽きます。授業があるたびに小テスト、英単語と漢字はそこで鍛えられます。英語だと結構な厚さの文法の問題集を1学期に3周するそうです。勉強の負荷が高い学校だと感じますが、本当に基礎を鍛えられているようです。娘は毎日コツコツ勉強するのが苦にならないタイプですが、本当に毎日やっています。日曜日も勉強していて、親から見てもよくがんばっていると思います。
2年生になってからなにかをつかんだらしく、グングン成績が伸びてきました。努力が少しずつ形になってきた印象があります。勉強で分からないことはあまりないということですが、分からないことがあれば先生に聞きに行くし、授業中に困っている子から質問されたら、その場で「先生、ここが分かりません」と聞くと言っていました。先生がもう1回、違う方法で説明してくれるので、理解度が深まるのと、「だって先生に聞けない子もいるじゃん?」だそうです。
「入学したら勉強しなくて済むと思ったけど、受験のときと比べものにならないくらい勉強してる」と本人は言っています。

Q.勉強はかなり大変そうですね……!親として大変なことはありますか?

まず入学前ですが、合格すると、合格者の専用サイトから書類の確認が求められ、家に届く書類とあわせて期限日までに提出しなければなりません。その後も入学式までにやらなければいけないことが山盛りでした。また、合格発表後、3日以内くらいで入学金を納付、日時指定で制服採寸、入学説明会と続き、制服は採寸の日に支払いです。結構な金額が飛んでいき、現金がこんなにいるとは……という感じでした。
入学後だと、毎日のお弁当でしょうか。がんばって毎日持たせたいですが、無理なときには500円渡して「今日は学食!」と伝えます。特にそれで不満はないようです。娘本人から「明日は学食の日替わりが好きなメニューだから、お弁当いらない」と言われることもあります。そんなもんです。
あとは私立校だと土曜日も学校があります。毎週1日しか休みがないので、土曜の午後は帰宅してから昼寝で爆睡しています。体力がない子はかなり大変そうですね。

Q.公立中学と違うと感じたことがあれば教えてください。

対応の厚さです。公立中学校は使える財源が限られているうえに、いろいろと上を通さないと決められないことが多いですが、娘の学校は困ったことがあって相談すると、案外、先生がフットワーク軽く動いてくれます。
校則も厳しいかと思いきや、意外と融通が利きます。革靴登校で、足の皮がむけたり、豆ができたりと大変なことになっていたので、先生に相談したところ、「異装届を出せばスニーカーOK」となりました。校則だからと決めつけずに、困ったら先生に相談すれば、なんとかしてくれようとしますし、一緒に考えてくれるんだなと思いました。こういったあたりは息子が通っていた公立校の方が、融通が利かない印象です。
あと、息子の公立中学校では先生のスキルや性格によって授業の進行度などが変わっていましたが、娘の学校は先生によって変わることはあまりないように思います。皆さん高いレベルでの授業をしています。中学校受験ではあんなに苦労していた数学が今は大得意科目になっているのは、担当の先生が良い意味で煽ってくれるのでやる気が出るからだと思います。

Q.コロナ禍によるオンライン対応などはいかがでしょうか?

娘が入学して少し経ち、学校にも慣れたくらいの5月に緊急事態宣言が発令されました。そのときは、全員に配布されている(もちろん各家庭でお金を出しています)タブレット端末が大活躍でした。
学校はすぐにオンライン授業に切り替え、朝8時のラジオ体操からクラスミーティング、みっちり6時間の授業をおこない、緊急事態宣言が解除される少し前くらいから変則的に登校し、様子を見ながら対面授業を開始していきました。学業に遅れを出さないことをとても大事にしているように見えました。
オンライン授業も、中1の子どもたちが興味を持ち続けられるように工夫されていて、「授業のたびに違う着ぐるみで登場し、ごくごく大真面目な授業をする」という先生もいたようです。
学校でスタディサプリを契約していて、アプリを使えるようですが、娘が使っているところは見たことがありません。娘に聞いたら、先生たちの手厚いケアがあるので、スタディサプリは必要性を感じないと言っていました。

Q.私立でもPTAはあるのでしょうか?

父母の会というPTAのようなものがあります。先日、父母の会主催で学級懇親会が開催されました。文化祭ではバザーをやったりもするそうですが、私は特に関わりを持っていません。1人1回はやらないと!のような縛りもないので、いたって気楽です。

息子さんの高校について

Q.息子さんは高校生になったとのことですが、やはり以前とは変わってきたのでしょうか?

だいぶ大人になりました。生活面は、その辺に脱いだ服を放置していたりと相変わらずですが、精神的に親に依存しない一人の人になったと感じます。私としても、自分の子どもというより、ちょっと近しい人と共同生活をしているような感覚ですね。学校や先生の話題も多いですが、「俺のウクライナ分析を聞いて」と家族が寝てから延々と説明してくれるなど、私が知らないことを知っていることも多くなりました。息子も「親は万能でも完璧でもない」と分かってきて、子どもにフォローされることも増えてきた気がします。
小学校高学年から中学にかけて、随所でリーダーシップを発揮するようになったのは高校生活にもつながっていて、生徒会役員に立候補して当選しました。彼のよいところが成長とともに認められるようになってきたのではと感じています。

Q.兄妹そろって生徒会役員とは……!高校はどういったところに通っているのでしょうか?

私立高校です。息子の性格ならどんな高校に行ってもきっと楽しめるから、大切なのは進学率!というのが夫の意見で、偏差値と内申でもっとも進学率が高いところを選びました。進路に関して、息子は「行けるところならどこでも」と言っており、こだわりも全然なかったため、衝突はありませんでした。

Q.高校受験はいかがでしたか?

塾自体は小学校6年生から通っていて、中学3年の夏くらいから、受験対策の塾に通いはじめました。息子は公立高校を第一志望にしていたのですが、塾は都立特化ではなく、私立対策がメインで少し難しい受験対策もやっているところでした。そのため、本人は「俺にはあまり関係なかった」と言っていましたが、親からしたらまんべんなく学べる塾だったはずなので、なぜ勉強しなかった?という気持ちです。
私は「勉強しないのは本人の問題だし」と放置していましたが、夫はつきっきりで勉強の面倒を見ていました。「今のテスト結果から鑑みると、やらなければいけない課題はこれ」と問題集を購入し、やらせて丸付け、解けないところの解説までやっていて、大変そうでした。これは、娘の受験でやって、息子の受験でやって、息子に対しては今も継続中です。娘は勝手に勉強するのでやらなくなったのですが、息子は放置すると遊んでしまうので、夫が今も勉強の面倒を見ています。この前、たまたま2人の部屋の前を通ったら、英語をやっている声が聞こえました。これはこれでコミュニケーションですよね。
私は主に生活面と書類、精神面のサポートです。グダグダ言っていたり、愚痴っていたりするのを聞いたりしていた感じです。息子の塾が終わって帰宅するのが夜10時半すぎになり、そこから夕飯、というのは大変だったかもしれません。そのころは、まず娘の夕飯を出す、残業して帰宅した夫の夕飯を出す、最後に息子の夕飯を出す……とずっと台所に立っていたような記憶があります。たまに、夫が息子の塾が終わる時間にあわせて仕事を調整し、息子を塾まで迎えに行って、2人で夕飯を食べて帰ってくることもありました。
あと、とにかく大変だったのは内申です。

Q.中学校では内申や評価がなかなか大変そう、という話は見かけますが、具体的になにが大変だったのか伺えますか?

息子は、理不尽なことをやる先生にはとことん疑問を突き付けて議論するタイプの子なので、合わない先生とは本当に合わず、ものすごく大変でした。ある先生からは授業中にクラス全員の前で、名指しで「どの学校への推薦も反対する」と言われました。学校の推薦に絡む教員会議で話されるような内容を、授業中に公言してしまうのは教員としても社会人としても失格ですよね。ましてや11月という、受験のなかでも重要な時期でしたし、「なにをやらかしてくれちゃったわけ?」と思い、息子から聞いてすぐ学校に電話をしたところ、数時間後に校長先生からお詫びの電話がきました。「そうやって脅したら言うことを聞いてくれると思った」という呆れるほど幼稚な理由だったそうです。
成績は担当教諭の主観は入らないとされていますが、絶対に入っていると思います。都立高校は学校によりますが、入試が5割、内申が5割で評価されるため、「内申で思ったとおりの進学先に行けなかった」というのが本音です。学校の先生との相性、先生からの好き・嫌いの感情、そういうもので人生が左右されてしまいます。内申という制度は不要だと思います。

Q.先生との相性が内申に関係してくるのは、なかなか厳しいですね……。本当に大変だったことと思います。高校生になって、中学までと大きく変わったことがあれば教えてください。

お弁当になったことと、電車通学になったことでしょうか。ほかに大きく変わったことはあまりなく、中学時代から少しずつ変わってきたことが、成長とともにより明確になったという感じです。
中学から高校は、思春期で反抗期と言われますが、幸いにしてそこまでぶつかることなく成長してきました。小さいときから、“言葉を与えること”は意識して心がけてきましたが、その積み重ねが子どもたちとの対話のしやすさにつながっている実感はあります。心のなかのモヤモヤに的確な言葉を与えること、「うざい」で思考停止するのではなく、その言葉の後ろにある感情を自分で深堀りして、なぜ「うざい」と感じたのか、寂しかった・悔しかった・しんどかったなどの気持ちにきちんとフォーカスして、言葉を与えて整理することを、子どもたちにずっとやってきました。泣いていたら、泣いている理由を聞く、ちゃんと話をする、言葉が間に合っていなかったら、「こういうこと?」と言葉を子どもに与える、母親として意識してきたのはこれだけと言ってもいいくらいです。
思っていることや考えていることをすべて親に話すことはもうないでしょう。そういう年齢でもありません。けれど、こうやって彼を育ててきたことが、今の話しやすい関係につながっていると思います。息子も大人になってきています。
ただ、長男であることで、妹のわがままを受け止めたりして、すごいストレスがたまっていそうで、それは妹を甘やかしてきた親の責任でもあるとはっきりと言われたので、今からでもなんとかしないと、と思っています。ちゃんと言語化してくれる子でよかったです。

Q.高校もPTAはあるのでしょうか?

はい。息子の学校はPTAを活発化させたい方針があるようで、卒業生の保護者による文化講座(太極拳、スワロフスキー、お茶、合唱、バレーボールなど)を開催したりしています。私も、息子がクラスで学級委員をやるというので、親もなにかしようと立候補して役員になりました。
学年部・文化部などいくつかの部に分かれて活動していますが、今年はコロナ禍で開催できなかった対面での活動が3年ぶりに解禁され、どの学年にとっても初めてだらけで大変でした。我が家としては、今後を見据えたコロナ対策として、学内のWi-Fi環境を整備するのに、夫がいろいろと関わっていました。

Q.役員としては実際どのようなことをされているのでしょうか?

学期ごとに3回ほどのPTA役員会があり、学校でどんな変化があったのかなど、校長先生や事務長の先生から共有されます。必要に応じて、その内容をクラスの保護者に共有していく形です。
高校生ともなると、「親にプリントを渡さない」問題が顕著になりますが、学年主任の先生からPTAのクラス代表にプリントも細かく共有されるので、クラスのLINEに流したりしています。また、クラスの保護者から担任に言いにくいことを相談されることもあるので、それを担任に伝えたり、お世話役といった感じでしょうか。担任の先生とは、「こういう授業もありなのでは?」といった話もしています。

ばんりさんご自身について

Q.ばんりさんご自身はその後いかがでしょうか?お変わりないですか?

去年の10月に転職して、今はメーカーのカスタマーサポートをしています。主にメールでの問い合わせに、メールで回答する仕事です。
そもそも前職が5年契約で、更新はないと言われたため、転職活動をはじめました。以前は「とにかく残業がなく、提示に退社して、家でご飯を作ること」がマストだったため、派遣社員や契約社員で働き続けていましたが、子どもたちもそこまで手がかからなくなりましたし、娘が私立校に入学したこともあって、「ここは経済的安定を求めて正社員に!」と大きく条件を変えて転職活動を進めました。その後、息子もまんまと私立高校に入ったので、よかったです……。

Q.転職されたのですね!転職活動はどのように進めましたか?

転職エージェントも使いましたし、転職サイトにも登録しました。年齢が高いため、それだけで通らないことが多く、最終的にはIndeedに出ていた求人広告に直接応募して、決まりました。
求人広告では「就業時間10時~19時、ほとんど残業なし、みなし残業20時間込み」となっていたのですが、いざ入社すると残業は毎日発生し、19時から残業していたらとても夕食を作れません。そこで、「毎日10時半が締め切りの業務があるのに、10時出社では間に合わない」と業務上の理由をつけ、カスタマーサポートだけ9時~18時に変更してもらうよう交渉したら、OKが出ました。
選択の余地がなく、内定が出たから入社を決めたのですが、ふたを開けてみたら、問題が山積みで、頭を抱えることが多いです。

Q.入社してから話が違うのは困りますよね。転職してよかったことはありますか?

とりあえずお金に困らないことでしょうか。生活にそこまで余裕はなく、がんばって貯金もしていますが、子ども2人私立だと貯金していくそばから消えていく感じです。それでもやっていけているというのは大きいですね。お金は大事です。心に余裕が出ます。

Q.ほかに大きく変わったことがあれば教えてください。

私の残業が増えて、帰宅時間が8時、遅いと9時近くになりましたが、今度は夫が早く帰ってくるようになりました。定時に退社して、毎日ほぼ同じ時間に帰宅し、夕飯を作ってくれます。多少遅い時間であっても、家族で夕飯を食べられる機会が増えました。バタバタであっても、ちゃんと一緒に食卓について、だれが何をしゃべっているのか分からないくらいに家族で会話しながら、ご飯を食べることは大事なんだなと思います。

Q.子どもの成長とともに、生活リズムが合わなくなって、一緒にご飯を食べる機会も減っていきそうですよね。

この前、息子が「大学に入ったら家を出る」と言っていました。今、高1なので、あと2年ちょっとです。娘は高校に入ったら留学に行きたいと言っており、こちらもあと2年くらい。東京の23区に住んでいると、大学も家から通う方が経済的に楽なところが多いので、実際に家を出るかどうかは別ですが、もう子どもはそのつもりがあるということです。
親として、子どもがきちんと独立を考えられるように育てられたのは、誇っていいと思います。ちゃんと子どもたちは親離れしつつあり、それは正しい成長ですが、あと2年、たった2年しかないと思うと寂しいです。生まれたときから大事に大事に育ててきました。その子たちが離れていくことは本当に寂しくて、私自身が子離れしないといけないのだと思います。
子育て期間は本当に本当にあっという間でした。子どもが親を必要とする時間は、子どもたちの人生においてほんのわずかで、自分自身がそうだったように、親元から軽やかに巣立っていきます。ひざに子どもを乗せて本を読んだ時間、寝かしつけで一緒にしゃべりながら眠りに落ちた日、手を伸ばせばつないでくれる手があった期間、抱っことせがんで、抱き上げると全身を預けてくる小さな身体、本当にあっという間に過ぎていきました。そのときは間違いなく大変だったのに、子育てが終わりそうな今振り返ると、小さな子どもたちと一緒に過ごした時間は、かけがえのないキラキラした気持ちとともにあって、これは私を一生支えるものになると思います。

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